37年というのは今日自分がちょうど誕生日で言いたかっただけ許して。
本題『<第6回>ガンダムNTの制作過程を語ろう』に行ってきた。
gundam-nt.net
はじめに
ナラティブを見るのは多分5回目?
今日も面白かった!!
最初リタ好きだったはずが、いつの間にかミシェル好きになった。
ゾルタンはどんどんギャグだな。って。
そしてバナージのおさえのセリフがまたカッコいい
「遠いな…それでも、それでもいつか。」
ミネバのツッケンドンがまた笑うんですよね。
ミシェル姉とミシェルの会話まじ切ない。
リタの振り返った顔が哀愁。
ちなみに好きなセリフはゾルタンの「キンピカァアア!!」です。
他にもゾルタンの飛んだ感じのセリフ好き。「撃っちゃうんんだなこれが!!」とか?
という感じで本編も面白く見させてもらって、今回トークショーがまた良かったので記録のために覚えている限り書き出し。
正誤確認していないので間違っていることもあるかもしれない。
エンジニアリングと関係ないけれど、記憶の定着のためにも書き起こし&投下!!
トークショー最初にまとめ
手書きの色気最高!!
ユニコーンの時も思ったけれど、ストーリーも面白いしMSはカッコいいしそれだけでもとても価値あるんだけれど。
けどね、映像だけでもめっちゃ見応えあって何回も見れるし見たいんだよね。
ユニコーンの日の冒頭のクシャトリヤとスタークジェガンの格闘なんかマジ目に焼き付いているもの。
マジ、アート。
以下メモ
ナラティブガンダムの作り方、ということで映像制作の流れの話を
カット番号272を題材にして始まりました。
youtubeで冒頭23分が公開されていますが、こちらだと13:40の所からの4秒間のカットだと思います。
www.youtube.com
福井氏がシナリオを書いて、吉沢監督が絵コンテを出す。
タイムシート4秒+15コマ?で、該当時間にどのコマを当てるか管理している。
*2
(今作は?)空間表現を特に大事にしている。
宇宙空間からフェネクス、ナラティブを移して、コックピットからのヨナが出てくることで"空間"を演出をしている。
セルはAを一番下にして重ねていく。
このカットは、
BCがフェネクスと残光(かな?)
Dがナラティブ体
Eがナラティブ顔、顔が動くからセルは別
Hがヨナ
Iがヨナ口、セリフで動くから
物理セルだとセルを重ねると、重ねたセルに影が出来たり、重ねたセルの色が変わってきてしまうことがあったが、デジタルだと、いくら重ねても大丈夫だからA~Zまで重ねても大丈夫!
大変だけれど!
撮出しは、物理だと何枚も重ねられることになって昔は肉体労働バリだった。
(福井さんが、地面から腰くらいまで積まれているような所作をしていた)
ヨナがカットインしてくるけれど、この演出は富野さんの功罪。
演出としては秀逸。1本のアニメだとカット数の制限があるけれど、それをクリアできるが描く量は増えるから大変。
ちなみにカットインの三角形の尖ったところは、その人がいるところ。つまりコクピットを指している。
というのは意図した演出だったりする。
そこにいることがわかるってね。*3
コクピット内を描くのが大変だから、簡単にするために全天周囲モニターにしたのに、今じゃCG工程を挟まなければいけなくなったので作業が増えた。
それから、宇宙だけじゃなくてコロニー内なんかは特に、背景として描かなければいけなくてとても大変。
*4
またユニコーンからコクピット内の映像みたいなのもついてより大変。
あれは福井さんのオーダーではない。*5
フェネクスが逃げて?いくカットのコロニーの残骸みたいなのは、1枚の絵をコピペして長くして流して高速移動を表現している。
効率化効率化。
こんな感じで激しいカットが1500ほど?
作画監督さんお一人で300とか600とか?
色指定「どんだけ色作ればいいのよ!」って怒られる。
ホント多い。
お土産は今回のカットで使われた原画の2点!!
本日限定?のようです。
こういったときに配られる原画は、ちょいと綺麗にしてお渡ししている。
実際の作業の原画では指示がいろいろ書き込まれている。
ヨナのバイザー有無の指示とか地味に効いてくる。
バイザーの有無は原画だけだと分かりづらい、肌の色が変わってくるのでそういうのを書き込んでいたりする。
「だからロングランヒットしちゃうんだなこれが!」
ということで、来週もよろしくおねがいします!